Am7♭5

うたかたの日々

アメリカン・ハッスル

アメリカン・ハッスルを観た。この映画70年代に実際にアメリカで起きたアブスキャム事件と言うFBI捜査官が詐欺師と組んで政治家に収賄を持ちかけると言う嘘のような事件がベースになっていてこれもう映画版権買い取った段階で勝ちというか面白すぎる。当初ベン・アフレックにも監督オファーがあったみたいなんだけど今回はデヴィッド・O・ラッセルベン・アフレックも良かっただろうなーと、そんな事はさておきこの映画、私にとってはまったく悪くなく大好物の部類なんだけど、この手の感じの映画の下敷きにどうしてもスコセッシを重ねてしまって少し編集のテンポが気になってしまった。しかし役者の顔は凄くいい特にクリスチャン・ベイルの役作りが話題になっているけど私は断然ジェニファー・ローレンスの20代ながら中年女性役を演じる妖艶なセクシーさとあの制御のきかない感じの演技力のほうがこりゃ凄い女優だなと感じました。やはりラッセル監督の演出が素晴らしいのでしょう。あとエイミー・アダムスってこんな派手な感じだったか?って感じで驚き裏切りでした。

週末にでも嘘を見破りたい衝動が出た方にはお勧めです是非騙されてください。やっぱR指定なんだろうかこれ?

空港のシーンよかったなぁ。

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危険な夏

カリフォルニアの若者が67年に歌ったStrange Days。昔歌詞を読んだ時にはあまりピンとこなかったのだが昨夜ある人物の顔を見てふと思い出し再度読み返した。何がどうした?は歌詞をさらって欲しいと思うのだが…。
さて2014年7月の日本と1967年アメリカとの奇妙な日々の符合の予見とあの人たちの顔に宿る誰もが持つ執拗なまでの狂気を読み取り危険な夏が始まろうとしている。何処へ向かうのだろう。
 
 

星に願いを

世の行く末を案じながら喫茶店「ふれんど」にて珈琲を飲んでいる。現在13時5分を回ったところ。今時都内には少なくなったチーズケーキのセットなどで珈琲と余ってしまった時間を楽しむための喫茶店にいる。私は窓際の席からやや湿度の高そうな外を眺めている。隣では近所の有閑マダム達が井戸端会議の真っ最中だし有線放送はケニー・ドリューの星に願いをを奏でている。世の行く末を案じながら私はただ珈琲を飲んでいる。

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お早よう

 小津 安二郎監督作。小津安二郎の映画は画が本当に素晴らしい。あんな写真はどうすれば撮れるんだろう。観ているだけで本当に幸せな気分になるのだ。きちっと清潔な構図と割にえぐいホームドラマってもう最高だし。あと女優が本当に美しい。もううら若き女優を見るために小津を見るといっても過言でないのではないかと思う。本作では20代後半の久我美子さんの端正な美しさがもうたまらないわけで。このとぼけたオフビートな内容にまさに一輪の華が咲く。くるりと振り返る佐田啓二も抜群にカッコいいし。あーまた観たい。コンプリートボックスが5万円なんだとじっと手を見る。

ねぎま鍋

最近の冬の定番鍋ねぎま鍋を週末作る。鰤も美味いが私の素人料理には少しハードルが高い。その点鮪はまだ若干だが上手くいく。

昆布と鰹節で(800cc)ほど出汁をとる。これは人数に合わせて作ればいいと思う。大体4人ぐらいが囲む鍋だと800ccぐらいが都合いいのと下の味付けの分量と合うのでこの量にしている。

酒は大さじ2、醤油は大さじ3、味醂は大さじ1、塩を少々、胡麻油1回し(好みにもよるがこれはなかなか重要)。
具材は均等に切った葱と鮪。好きなだけ入れると良いと思う。
あと唐辛子を数本。にんにく数かけあってもうまい。あとで白菜ときのこ類を追加するのもありである。
とっても簡単で美味である。