そして冬が終われば厚い雲から開放され太陽が満ち溢れるのだ。
そして冬が終われば厚い雲から開放され太陽が満ち溢れるのだ。
開放という名の封印、全てを封印した後封印を解き放つ愛を雪だるまが夢見る夏という素晴らしいメタファーで描ききるアナと雪の女王、原題Frozen。王子様のキスはもはやゴールではない2014年版ファンタジーでは自己矛盾を解決するのはやはり自分なのだ。徹底的に閉ざし、行き着く先で考え自己の力で方向修正をする。そういう意味ではこれは2人の物語りではなく1人の物語なのかもしれないなどと考えた。
という訳で遅ればせながらBlu-rayでアナと雪の女王を観た。劇場じゃないのか!と言われそうだけど。。とにかく素晴らしかった。やっぱ曲がいい。純粋にこれに尽きるのかもしれない。他の曲もかなりいいが、でもまぁーとりあえずレリゴーはいい。暗黒面に落ちレリゴーをエルサが歌う名シーン。顔がいい、動きがいい口元がバッチリ会っている。そしてなんといってもエンドロールとの反転したダブルミーニング。どちらの状況でもハマる歌詞。あーありのままでいいのである。強引に見えるストーリーのたたみ方、割に唐突且つ説明少ない(それでも細かく設定されている)も好感が持てた。そりゃ売れるはずだわ。
一緒に歌おう『アナと雪の女王』「Let It Go<歌詞付Ver.>」イディナ・メンゼル - YouTube
林檎かじったマッキントッシュさ。
マイルス・デイヴィスで映画を撮るならどの時代を切り取ったら面白いだろうか?ビートルズなら何処だろうか?そういえばJBも映画になるし。20世紀以降の偉人の伝記は情報量が多すぎて意見が別れる所だろう。
それこそThink differentして欲しかった。Crazyであって欲しかった。
映画 スティーブ・ジョブズを観た。伝記映画とは難しい表現だという事を改めて思わされた。ジョブズの場合何処の時代がいいのだろうか?追悼であればガレージ商店〜AppleⅡが作られるまでのウォズニアックとの蜜月の日々あたりではなかろうか?などと思いながら観て実はあまり集中できなかった。
本作はジョブズの大学以降が通史的に描かれ所謂追い出される所が中心に据えられビフォーアフターで人物造形の対比構造を狙ったヒューマンドラマを狙っている作りなのだろうがキャラクター描写の立体感に欠け物語の構造を上手く処理出来ていなく、やけに凡庸な経済ドラマに落ち着いている。思うに残酷さは徹底的に描かないといけない、大声を出せるうちはその深淵は表現できていないと改めて思わされた。
余計なお世話だがこのスタッフ&キャスティングで切り取るとしたら妙なヒューマニズムを排除して復活後から死までの快進撃あたりをドキュメンタリータッチで撮った方が演出的にもやりやすく良かったのではないかと演者のルックスが似ているだけに惜しいなぁと終始思う。とここまで書いてなんらかのフックがあったから書いているのだろうと思うけど多分もう観ない。
ちなみにマイルスなら中山康樹のマイルスの夏1969あたりかパーカーとの蜜月の時代が観たいと夢想する。
ファンの方ごめんなさい。
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ゴジラ NHK BSにて
ゴジラ1954年の第一作。たまたま日曜日に観ていたパシフィック・リムのラストにも「本多猪四郎に捧ぐ」と記されていたので個人的に熱視線で鑑賞した。今回1作目のデジタル・リマスターと言うことで期待もしていたのだけど結果として以前に観たマスターの物より素晴らしかった。直近で観たウルトラQのデジタル・リマスターもカラーの発色に感動したのだがこの新たにマスタリングされたゴジラも以前気になっていた白飛びしたような画が少なくローキーなんだけどコントラストが綺麗で闇夜に浮かび上がるゴジラの造形美を引き立てていてやっぱモノクロはいいなーと改めて思った。もう語り尽くされている部分ではあるが非常に立体的なテーマ構築、単純な社会問題から哲学まで掘り下げられている「きゃあきゃあー」と逃げまどうだけではないレベルが高い劇映画部分もさすが黄金期の東宝撮影スタッフと一流の俳優陣が支えているだけあって名作だなぁと。#週中シネマ
こんごも楽しみな企画ですな。
ジミー・ヘンドリクスの伝記映画のトレーラー
ジミー・ヘンドリクスの伝記映画の予告映像が公開されたみたいです。ジミヘンの楽曲管理団体から楽曲使用許可がおりてないため本人の楽曲は使われないらしいです。えーー。。